新春ということで、コンペ制作の合間に新しいデモ曲を書いてみた。
いいオルガン音源が入荷したので(ハモンドじゃないやつね)、こいつを使ってみたかったというのもあった。面白いですね、いまの音源のいいやつは本当にクオリティ高いから、少し弄っているだけでインスパイアされることがちょくちょく。昔のサンプリング音源とは大違いですから、みんなソフトウェア・エンジンで駆動される設計なんで、もうほんと芸術品だと思うよ。こんなのバーゲンで買ってしまって申し訳ないw
おっと、くどくど前置きの前に聞いて頂きましょう。
「彼方の光、天に満ち」
今回はバロック音楽です。オルガンといえばやっぱりね。ただバッハの「トッカータとフーガ」みたいないかにもなパイプオルガンじゃなく、木管系の柔らかい音がするオルガンです。いい音でしょ?
ソロの木管はオーボエ、金管にトランペット2本。あとはコントラバスとハープシコード、そして(意外と?)大迫力のボーイズクワイア(少年合唱)。
バロックの時代は、後年のオーケストラのように楽器の組み合わせが固定化されていないので、結構色々なアンサンブルを試すことができて、アレンジャーとしては面白い、かも。とかなんとかいいつつもちゃんとしたクラシック系の曲を書くのは初めてなので(笑)。一応、なんちゃってバロック、略してなんバロとさせて下さい(←なんじゃそりゃ)。クラの世界は大変厳しいルールが一杯あって。たぶん知っている人が聞けばツッコミ所満載なんじゃないかと。
テーマとしては、謹賀新年~皆様のご多幸ご健勝をお祈りします、ということです。
楽器の歌わせ方、ミックスの様子も普段とはかなり違って面白かった。具体的には、EQは空間系(リバーブ)の微調整の他は使ってませんし、コンプで音を揃える、なんてこともしません。オリジナルダイナミクス命の世界ですから。
さすがにマスタリング(?)ではハイを少し持ち上げて聞きやすくした。たぶん実際のクラのライブ録音でもこれ位はホールの残響を調整するためにやっているハズ。
やっぱり色々な曲を書いていかないといかんなあ、と思った次第です。
今年もやるぜー!