「Moog One」というポリフォニック・アナログシンセサイザーがありますが、この公式プロモ映像がYoutubeのおすすめで出てきました。なんと、サムネイルは坂本龍一さん。
早速クリックしてみると、いきなり坂本さんがMoog Oneを弾いていて、音が凄い。エッジ系パッドみたいなサウンドで、ワンコード鳴らしているだけなのに、ギンギンに咆哮しています。
何人かのアーティストが順に出てきますが、坂本さんの本編は最後のほうにあって、そっちでアドリブでコードワークを展開されていますが、もうオーケストレーションですねこれは。むしろ生オーケストラに匹敵する迫力かもしれません。未見の方は見たほうがよろしいです。(特に業界の方は)
この中で坂本さんが話していることを簡単にご紹介。
・都会の中の暮らしは電子音に囲まれている
・だが人間の身体は(生物だから)自然のものである
・なので反動として自然な音が聞きたくなるのではないか
・アナログシンセはデジタルより自然な音に近い
こうやって圧倒的なMoog Oneのプレイを聞いたあとだと、有無を言わさぬ説得力。
またこの続きで、この道の第一人者である冨田勲さんは知り合いだったが、はっきりと電気の音は雷の音と同じように、自然のものであると言っていて、僕もそう思う――とも言われています。意外なところでお二人の結びつきが明かされました。
Moog One、国内だと価格が120万強くらいで、高額なこともあってもうディスコンですが(市場にはまだ在庫あり)、坂本さんが普段弾いていたピアノは最低でも3000万~のものでしょうから、そう考えると安く思えてくるから不思議。いや不思議じゃないか。😅
いやーしかしこのシンセも坂本さんのような希代の演奏家に弾いてもらえて幸せだ。他にチック・コリアも登場します。
2025/02/27
Moog Oneと坂本龍一さん
11/18 新曲「オールドソングス」/ Tombo
いま、ただひとつの想いを伝えたくて――。CARPENTERSに捧ぐ 「オールドソングス」/ Tombo 作詞:弦央昭良 作曲:弦央昭良 編曲:弦央昭良 Release Date:2024/11/18 JASRAC作品コード:307-0643-2...

-
DEW RIDGE RECORDSはフリー楽曲プロバイダーでもあるので、試しに楽曲のライナーノーツ的な何かを書いてみる。(まあ前回もやったが…) 世間のレーベルであまりこういうのはないが、ウチは慣習に縛られる必要もないので。音楽マニアや業界の皆さんは面白がってくれるかも? ...
-
・この曲ではまずアナログシンセで、大規模ストリングス・アンサンブルを作ってみたくて、アレンジを制作した。もちろん多重録音で実現。 ・シンガーの方に渡したカラオケではソフトシンセで仮入れしてあり、実際に収録された歌を聞きながら、ミックス直前の段階で音決めをして、声部ごとにアナログ...
-
疾走雪上車はてしなく――。アナログリズム・テクノポップ 作詞:- 作曲:弦央昭良 編曲:弦央昭良 Release Date:2024/10/15 JASRAC作品コード:307-0651-3 #テクノポップ #エレクトロニカ #シンセポップ