「ProTools 12 Artist」を導入しました。トラック数がオーディオ・MIDI・AUX/FXで各32本だが、弊社の制作だとこれで大丈夫(結構ギリだが)。もし足りなくなったら、とりあえずステムを導入してストリングスやブラスをまとめる。
いずれにせよまずはABILITYと併用する体制で、打ち込みはそちらで、ミキシングからProToolsにしようかと考えている。
実は、数年前に試用版のProTools First(廃版)をダウンロードしてあったんですね。当時使ってみたが必要性を感じず、先日残っていたファイルを試しにインストールしてみたら、Win10でもいけました。で、マスタリングだけABILITYと同じ条件でやってみて音を聞いたら、やっぱりこれが全然違う。明白にわかるくらい高音質。(ABIもイイ線いってはいるんだが、さすがに世界のスタジオ業界標準と比べたら…)
昔もちょっと比較したことがあったが、とにかくプロツーは「みっちり」した感じ、情報量のグッとつまった、非常にクリアで高品位な音。
無理やり饅頭に例えると、薄皮にアンコがぎっちり詰まっているイメージ。これに比べたら他のDAWは、まあアンコが少なくて皮がぶわぶわしてる。
これだけ違うんじゃもう製品版を入れるしかない。今はプロツーもサブスク形式なんですね。
しかし、インストーラが結構ポンコツで、終るまで3時間くらい掛かってしまった。なんか昔の海外ソフトにありがちな感じのやつだった。リセットのタイミングも慣れてない人はわからんと思う。
メーカーのAVIDは、アメリカ・マサチューセッツの会社だったんですね(iZtopeと同じく)。音楽関係のソフトや音源はご存知のとおり欧州勢が滅法強くて、個人的には米国ふがいないと思っていたが、一番大事なスタジオユースの根幹部分を押さえていたわけだ(OSと似ているな)。言われてみれば、ブライトでクリアな音質、アメリカンといえなくもない、面白いところです。
ともあれこれで弊社もささやかながら、モニター環境も含めて業界標準の体制が出来ました。