バンドサウンドにフルオケが絡んでくるような野心的アレンジの曲を書いたが(ちょくちょく書いてる)、今回はアレンジ作業よりミックス・マスタリングが滅法難しかった。
というのは、音場設計を普通とは違う感じにしたからで、スタジオで録ったバンド演奏に、あとから小ホールでオーケストラを重ねた、という体なんですね。
これだと音場がスタジオ(バンド)とホール(フルオケ)で2種類になるわけで、2mixを作るまでは良かったが、これがマスタリングになると色々な意味でバランスを取るのが激ムズで、3日掛かってしまった。
いつものやり方(企業秘密)だと、ビンデージ過ぎてフルオケの音がくすんでしまってダメでした。で、そこからトライ&エラーが始まって、最終的には解決したのですが、その作業中に発見した意外な事実。
「PSP audioware」社のプラグインは結構バグが放置されてる……。しかも致命的なやつ。DAW巻き込んで落ちるから。
Vintage Warmerなどでお馴染みの、高品質なアナログ系プラグインデベロッパーですが、そういえばワンポイント的に使っている人は多くても、あまりガッツリ使いまくっている人の話は聞かない。そんな理由かも。
具体例書きますが、MasterCompでOUTPUTノブのところで直接キーボードで数値入力しようとすると、高確率で落ちますね。
BussPressorも同じでノブの数値入力で、DAW巻き込んで落ちる。
ま、今回はフルオケ+バンドでかなり重いプロジェクトだったので、その影響があったかもしれませんが……。(当然、ミキシングではWAV化してますよ)
なかなか好きな系統のプラグインが多いデベロッパーだったので、ちょっと残念。Softubeはそんなことないもんなぁ。
(こういうところが、WAVESなんかはやっぱりしっかりしてる。実用には安定性は重要。そういえば最近ちょくちょくPSPはアップデートしてるが…)