「オラ・ンダ」
ひとつになった世界が
ひとつの厄災で沈んでゆく
街の灯はおずおずと消え
黒いビルの群れが沈黙する
ぎらり見計らって
君は激情をぶつけてくるか
くすぐったい/懐かしい/いじらしい
不埒な概念しか持てない僕は
すでに悠々と失格の席
(もっとあの子を映したら)
燃えさかる情念から
遥か三千里の岸
汗も涙も枯れ果てて
ただひとつの音楽は
治らない疫病
(もっとあの子を映したら)
そんな男は捨ておいて
君は心の信ずる道をゆけ
それが世界と音楽へ
最良の導きだから
これはきっと歌詞にならない
僕のたおやかな正義
Ora Orade Sitori Ikun’da
(あの子に世界も優しくあれ)