一応自分もかっては紙媒体に寄稿していたライターであったので(こっちは本名でやってた)、あの業界については多少何かいう見識(?)はあります。
で、言わせてもらいますが、まあ雑誌なら雑誌ごとのカラーとか、もっといえば編集部の編集権もあるわけで、このあたりはあんまり部外者が何か言っても仕方ないってのはありまっせ。目次かあ、これも極端な話、下手をすりゃレイアウトの都合で記事のタイトルが短くなったり、インタビューの名前が入らないってこともあるわけで、あんまり目次は本質を表すってことはないです(特に雑誌は)。手にとってパラパラ見てもらうような作りですからね、あんまり雑誌で目次を見てこれ、って記事を読む人もいない想定。
むしろ大切なのは表紙でしょうね、ここに名前が載るか載らないかは非常に大きい。というか目次はいわば“オマケ”で、表紙こそ雑誌の“顔”。書店で棚に陳列されたとき、お客さんが手にとってくれるかは売れ行きに直結します。ここの目立つところに名前が載るかで、編集部がどれくらい重要視しているかはわかる。
そりゃビリー・ジョエルの「前」なんだから、しかも一番目立つ中心じゃないですか。これはかなり編集部の推しなんじゃないですか? 売れ行きを左右する名前だと判断しているということです。
音楽業界もそうだけど活字業界も(最近はぐんぐん縮小してるが、どっちもかw)、業界なりの事情ってもんもありますので、そんな中かでも該当の雑誌は、かなり頑張っているんじゃないかなあ、自分も一度買ったことあったし。(今回も買ってきたが、数冊程度入荷してた。中々売れている感じ)
ここは結構サブカルに全振りしている雰囲気なので、声優とシンガーソングライター業の葛藤、なんていうヤヤコシイ方(w)がもし存在するなら、そういう切り口の取り上げ方になっちゃうのは、まあ仕方ない。というか、バックナンバーで度々なつかしアニメを特集していますからね。
そんな中で、読ませていただいた記事は、インタビューとともにそのあたりの事情に簡潔に触れつつ、その後の音楽活動、昔と今のトピックスを入れて、最後に再発のシティポップアルバム4作のことまで触れて、かなり良記事なんじゃないでしょうか。こりゃむしろご友人に自信満々で配れまっせ。
目次から見てもらう手間を省くために、ポストイットでも挟んでおいたら良いです。
とにかく、これは編集部としてはかなり「売り」としてフィーチャーしている記事だと思うので、貶められたと感じているなら完全な早とちりだと思いますよ。ファンは最後のポートレイトも嬉しいでしょう。
今回は、元ライターとしてビシッと言った(笑)。