2019/01/03

年越しは伸びたり縮んだり

 先日の大晦日は、一念発起してアコーディオンを持って出掛けました。といってもライブ的なものではなく(そんな腕ないしね)、某所へ行って一人でアコーディオン弾いていたんです。(無観客試合という意味ではライブなのか?w)

 23時半頃から弾きはじめて、はっと気付けば0時15分。無心に音を出しているうちに年越ししてしまいました。いやーなんかもう、自分史上最高にお洒落で豪勢な年越しでしたわ(笑)。
 アコーディオン、弾けないんですが弾けるというか、これほど初級者に優しい楽器はありません。なんとなく音出しているだけでソレっぽくなる。それでも今回は、左のコードボタン&ベースボタンの機能をしっかり意識しつつ、つまりコード進行的な流れを最重要に、右手で即興でメロを入れたりして遊んでました。あと、蛇腹の動きでいかに音楽的な抑揚を出すか、このあたりは最近プロフェッショナルの音や映像をしっかり研究してますから。こいつは本当に、管楽器的な、あるいは人間のボーカルのようなダイナミクスが出せますから、めっさ面白い。

 例えば3拍子のリズムで、1拍目をベースでCボタン、2・3拍目をコードでCメジャーのボタンを押せば、「ズン・チャッチャッ」と、立派なワルツ的伴奏の出来上がりです。その後適当にF→Gってやれば、もうそれだけで3コードの進行が出来てしまう。ボタン押してるだけで伴奏になる、というのは、ある意味DTM的ですらある。

 もちろん、アコは蛇腹で空気を送らないと音が出ませんから、ちゃんと音切れないタイミングで動かさないといけない、これもアコーディオニストに必須のスキル。
 で、自分も見よう見真似でこの進行を延々と弾いてたんですが、はっと気付けば、自然と動きが超・お洒落になってるのですわ(笑)。これ、身体全体を使わないとうまくいかないからね、素晴らしすぎる楽器。

 結構、夏くらいから弾いてなかったので、少しベース側のリードが痛んだのか、余分な音が入るコードもあったのだけど、弾いているうちに直ってしまった。やっぱり楽器は生き物だから、たまには弾いてやらないといかんですね。

 前にも書いたけど、このアコは最小構成のやつなので、左手のコードはメジャーBb/F/C/G/D/Aしかありません。なので三和音(トライアド)の世界になってしまうので、この日は最後に4和音(テトラド)を試してみました。
 これは簡単で、右手の鍵盤で足りない音を足すだけです、そしたらこれがね、また思わず「うおっ」って声が出るほどのお洒落サウンド!
 左手でCのコードボタン、右手で低音域のBを弾けば、Cメジャーセブンスですからね。ここで右手をBb→Aと動かせば、Cセブンス、C6です。CM7→C7→C6→C7とか、このアコでやるとたまらなく良い。理論的には普通にCのクリシェですが、感覚的に良い音ってのはやはり楽器で出してみないとわからないなあ、と思った。
 さらにテンションを加えて、右手で同時にDまで押さえると、これがまた……(いい加減しつこいかw) 念のため、9thですね。

 こんな感じの新年を迎えました(笑)。

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