2018/09/05

アレサ・フランクリンの「Think」

 先日惜しくも亡くなった「ソウルの女王」こと、アレサ・フランクリン。なんと18回もグラミー賞を取っているんですね。フィル・ラモーンの14回で驚いている場合じゃないな。
 アレサといえば、やはりコメディ映画「ブルース・ブラザース」での名演技(?)と名パフォーマンス。自分の年代だとあの映画で知った方が多いんじゃないかと思うんですが、これも1980年なんですね、としみじみ。まさかYoutubeにないよなあ?と思って調べたら、一杯上がってるじゃないですか。

 とにかくものすごいパワーのシャウトで、これがソウルだぜ!と全身で表現してる大迫力歌唱&ダンスシーン。知らない方は一度体験してください、もう病みつきだから。曲は「Think」

歌の前の会話が入っている5分ほどのバージョン

ほぼ歌唱シーンだけの3分バージョン

 映画未見の方のために解説すると、ブルース・ブラザース(CIAみたいな恰好してる人たち)がバンドを再結成しようと、昔の仲間の黒人ギター弾きのところへ誘いにやってくる。だが奥さんのアレサはバンドなんてとんでもない!家庭と仕事(食堂)はどうするんだいと大激怒。思わず「Think」を歌い出す、という流れ。

 この歌、もともとはアメリカの女性解放運動のシンボルともなった曲だそうですが、この映画の中では身勝手な男に「Think」しろ、フリーダムって何?フィーリングって何?そんなもんで飯は食えないんだよ!と魂の叫びを突き付ける感じになっております(笑)。
 いやー、これ最初見たときは、アレサがあまりに食堂のおばちゃん役似合いすぎで、まさかミュージシャンとは思わず、歌い出した時、本当に驚いた。この迫力、ほぼほぼ大介・花子の漫才だし、文字通り男を何度も突き飛ばしながらシャウト!「Baby!」「あんた何?10歳のガキか?」等、歌詞もすさまじいw 
 見る度に笑ってしまう、そして惚れ惚れする「Think」でした。
(結局ダンナは出ていってしまい、サックス吹きもいなくなり、最後につぶやくアレサの力ない「shit」がまたしみじみ可笑しい)

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