ソフトのアップデートが来ても安定しているうちはなるべく適用しない。というのは長い経験からの鉄則でいつもは守っているのですが。
ちょっとコンペが途切れたので、これを機会にkompleteバンドルの溜まっていたアップを消化してた。膨大な製品が含まれるバンドルですが、今は、Native Accessという専用アプリでインストールやアップデートが簡単にできるようになってる。
起動すると、ずらっと製品一覧とアップ通知が出るんですが、このアプリがまず曲者。アップデートを個別選択すると、エラーが出て止まってしまう。個別にやりたかったら、1個終わったらまた1個、という面倒な手順になる。
一括更新だと、なんせKomplete Ultimateは巨大バンドルだから、時間が掛かってたまらんという。
で、まあその中の中心製品であるKontaktも随分アプデさぼってたんで(5.2とかじゃなかったかな?)、最新の5.7にアップしたんですよ。GUIも若干カッコよくなってて、サンプルの読み込みも高速化され、なかなかいいじゃないか?と思った矢先。
サンプルを鳴らす度に盛大にブチブチノイズ出しやがる。
その頻度、ほぼ2秒に1回(笑)。
こりゃひでえと、色々ASIOの設定触ってみたり、256sampleから1024にすると5秒に1回位になるから、アプリが重くなったせいか?とか。しかしこんな設定使い物にならない。4コアCPU対応オプション出来たから、ここの設定切ったりとか。それでも改善しない。
ウイルス検知ソフト止めて、ネット切って、リセットしても変わらず。
万策尽きて、バージョンダウンするかと思ってやり方調べたら、古いバージョンのファイルもズラッとサイトに載せてるんですね、NIは。やっぱりこういうことがちょくちょくあるからだろうな。
それで無事5.66を上書きインストールして、ブチブチノイズがパタッと出なくなりました。
どうやら5.7はライブラリの追加に前述のNative Accessを使うよう改訂されてるから、ここでなんらかの悪さをしているらしい。(といっても、同じような症状出ている人はいないようなので、当方の環境のせいかもしれない)
ASIOはYAMAHA/SteinburgのUR242についてたドライバなので、主にこいつとの相性か。こっちもこっちで、Win10環境で不具合が出るらしく、最近煩雑にアップデートしてる(汗)。
いやはや、パソコン1台ちゃんと運用するのも大変ですわこれ。下手すりゃマイクロソフトのアップデートでパソコン止まるしなあ、インテルの例の超絶バグもあるし。どうなってるやら。
(実は年末くらいにNTTの光隼にして、これまたオーディオ再生でブチブチノイズが出るようになって、ようやくこいつを解消した矢先だった。原因は、なんと溜まったWindows Update。掛けたら止まりおった。どうもバックグランドの更新チェックが影響してるらしい?)
あれだね、今音楽やりたい!って思って、DAW使うのももう必須だから、勉強し始めた人なんか、地獄を味わうんじゃなかろうか。オレみたいなIT屋でもウンザリするのに、いくらヤングメンがデジタル機器に慣れてるといっても、この面倒さは度を越している。いちばんいいのはDTMが趣味の友人を作ることだろうなあ……。
ただ、DAWがあれば事実上自分のスタジオと腕のいいミュージシャン(バンドからオケまで)雇えるのと同じだから、そこは便利になったとはいえるけど。
ただ便利になった分、自分で全部やらないといけない時代になっているので、もうコマネズミのように働かなくてはいけないのです。
今音楽をやりたかったら、パソコンオタクになることは必須条件です。楽器できるとかよりも重要度は上じゃなかろうか(w)。
激変してるんですよ、音楽制作も。
(実際、DAWと音源を自在に扱えるようになるには、楽器をひとつマスターするのと同じくらいの時間と労力が掛かると思う。逆に現代の音楽制作者にとって、DAWは楽器、という考え方もできます)