正式には「適格請求書発行事業者登録」というらしいが、まあ色々と話題になっているインボイス制度、そのお役所への登録申請を、とうとう観念してやってみた。もう10月1日からスタートなので、本来は3月31日までに登録していないといけなかった、でないと制度開始に間に合わない可能性がある。
自分の事業形態の場合はあんまり影響はないんだが、それでもJASRACからの著作権料の支払・配信ディスリビューターからの報酬額も、インボイス番号がないと、消費税分が減らされます。つまりその分、自己負担で消費税を税務署へ納税する必要が出てくる。おっと、影響大アリじゃないか(w)。やべーぞ、といってもそんなに儲かってませんが、それでもやっぱ何か納得できないよねコレ。で、まあ慌てて登録した次第。
流石に税金関係のe-tax(+マイナカード)はよく出来ていて、このインボイス登録もオンラインで出来てしまいます。マイナカードがID/パスワード代わり(ハードウェアトークン)になるわけ。こういう単純利用なら、非常にスムースに進みます。政府も余計なことしなきゃいいのにね。
e-taxのWEB版ソフト利用で、申請に掛かった時間は、PDFマニュアルでの手順確認も含めて30分くらい。質問に答えていくだけでサクサク終わります。
ただ最初に、WEB版といっても特殊なプラグインみたいなやつのアップデートが必要だった。これが10分弱くらい掛かった記憶。
多少お役人思考のソフトだから使いづらい点はあるものの、国税庁としては本当に使って欲しいんでしょうね、マニュアル等お役所にしてはかなりわかりやすい。充分な時間を掛ければちゃんとしたものが作れるわけです。保険証と免許証の統合なんて、たぶん与党の老害政治家のゴリ押しで決まったんじゃないか。
申請自体はオンライン完結で、あとは所轄の税務署での処理が終ると、適格事業者番号というものが交付されます。これを請求書に明示するわけです。(JASRACにはあらかじめ登録する方式らしい)
あと、この番号は国税庁サイトのデータベースに登録され、誰でも番号を入れるとその事業者の本名(個人事業主)が確認できるようになりますが、これは番号が偽物じゃないってことを証明するための措置。個人の場合、住所・屋号は非公開を選択できるので、ウチはそうした。前から書いているが弦央はペンネームですが、関係各所には本名通知しているので問題なし。
という感じで、現在のところ税務署からの登録通知待ちです。最短でも2週間~1ヶ月程度は掛かるようで、果たしてインボイス開始までに間に合うでしょうか。