少しだけ電子工作を再開したりしてるんだけど(まさかモジュラーシンセからこの流れになるとは)、案外簡単なモジュールなら作れそうな気になってくるから不思議。まあそれはともかく、電子部品やら周辺部品をググっていると、破格に安いサイトがヒットして、最初は絶対詐欺サイトだと思って無視していた。が、あまりに何度も出てくるので、サイト名をググってみたら、中国の最大手通販サイト・アリババでした。AliExpressね。
怖いもの見たさ(?)で覗いてみると、本当に安い。日本の1/10~1/20というのも珍しくない。当然送料はかかるけど、船便の定形外扱いだと数百円くらいで済むらしい、一ヶ月以上は掛かるが。
どうやら全体が、アマゾンでいうマケプレ形式になっているらしく、様々なショップが同一商品をリスティングしている。当然価格競争もあるが、評価は様々で、メタメタ書かれているところもある。
型番の違う商品が届いた、動かない、なんていうのも珍しくない。それと同時にちゃんと届いたエクセレントだというのも多いから、全くの詐欺ということもなさそう。基本全て英語・日本語ページが用意されていて、評価を見ると欧州や米国からの利用者多数。みんな安さに釣られてるな(w)。
英語のスピーキングチップを買ったのに、中国語しか話さないじゃないか、という評価には笑いました。もともとのページの商品情報が間違っていることが多々あるらしい(笑)。これも数百円だった。
モジュラーで使えるケーブルも安いのでまとめ買いしようかと思ったが、流石にこうなると品質が心配。そもそもちゃんと結線されているのか? 完全に闇鍋状態ですね。話のネタにはなりそうだが……。
そうこうするうちに、アマゾンで同じ部品がかなり良い価格で見つかることに気付いた。国際送料を入れたらちょっとおトクかも、国内発送だし。目ざとい業者は日本国内に拠点を設けて売っているんですね。あのアリババ軍団が進出しているんじゃ、アマゾンマケプレも闇鍋になるはずだ(この前不良ケーブルを掴まされた男)。
更に気付いた。なーんだ、電子工作野郎の強い味方、ボクらの秋月電子通商が、アマゾン並みの値段で高品質部品をちゃんと売ってました。流石に出どころもしっかりしてる。佐川の送料500円かかるけどね。
アリババは、利用者の体験談によると、保証はあるがちゃんと支払われるとは限らないし、返金まで時間がかかる、さらに返金されないこともあるらしい。やはりよほどの覚悟がない限り、使わない方がいいかと思います。
秋月でアナログシンセのキットも売っているんだが、この話はまた今度。
(追記:ちょっと訂正。その後判明したが、どうもAliExpressはアリババの子会社的なもので、アリババ本体は別にあるようです。なので本文の該当箇所はそう読み替えて下さい)