それこそ40年位前からオーディオ用のコードやプラグ類、ACアダプタなんかを入れている木製の引き出しケースがあって、先日その中で黒い35mmフィルムケースを見つけました。……といっても今の若者はもうわかんないだろうけど、昔はフィルムに映像を焼き付ける写真機というものがあって(w)、写したフィルムをカメラ屋さんで現像して紙に焼き付けてもらわないと写真見られなかったんだよ。信じられないでしょ? 35mmフィルムには12枚・24枚・36枚撮り用があって……おっと脱線w まあ、そのフィルムを入れておく小さなプラケースですよ、円筒形の。
そういやこれ40年前から入ってるがなんだっけ?wと、手に取ってみたら、なんかシャカシャカ音がするんです。てっきりプラグか何か入っているのかと思ったら違う。蓋を空けてみたら、なんだかビーズ状のものがたくさん入ってる。しばし考えて、とにかく蓋をして、もう一度振ってみた。シャカシャカ……なんかこれパーカッションのシェイカー類みたいだな……と思ったところで記憶が蘇った。これ、40年前に作った手製のシェイカーだ!(笑)
いやいや、冗談でなくマジですよ、これをマイクで録音してシェイカーの代わりにしてたから。当時はカセットデッキ2台のピンポン録音ですよ、ってこれも若い子にはわからんが説明省略!(笑) とにかくそんな感じで、音楽?らしきものを作ってた記憶。といっても断片ばかりで全く形になりませんでしたが。音遊びといった方がたぶん正しい。あと当時の戦力はRolandのモノシンセとカシオトーン、あとオンボロのバイオリンベースとエレキギター、ガットギター。BOSSのエフェクター少々、無線用リバーブ、ギターアンプ、あと何があったかな……、あっソニーのパッシブミキサー。(尚ギター類はお下がり)
そんなことを一挙に思い出して、懐かしくこの小さなフィルムケースを眺めてました。昔も結構がんばってたんだな、と。
まあ曲作ってたというより、色々な音を出してエフェクターで加工して喜んでいたり、シンセも音作りの方が楽しかったし、どちらかといえば当時はミックス・音響勢だったといえるかもしれません。
当時からすれば今の制作環境は隔世の感、もう天国以上でしょこれは。時代の流れというのは面白いですね。