なんと今「機動戦士ガンダム」(ファースト)が全話Youtubeでバンダイ公式から公開中なんですね。これ40年以上も前のアニメだけど、今見ると色々と人間描写が深い。第1話なんか、平和な日常が突然ジオン軍に破られてバタバタ一般市民が死んでいく展開で、エンタメだけじゃなくてちゃんと戦争の悲惨さも描いていると思う。流石は富野由悠季監督。
ガンダムの色々なシーン・台詞回しは今では「ネタ化」していて、その辺りも視聴してて該当箇所が来る度にニヤニヤしてしまう(w)。以下、(またもや)知っている人にしかわからないガンダム話。
・セイラ・マスの「この軟弱者!」(平手打ち)は1話のイメージだったけど2話だった。にしてもカイ・シデンが可哀想。あのシーンよく見ると、エレベーターのボタン押さえてないと行ってしまうから、カイは負傷者に「乗るのかい?」と言っただけ。なのにビンタとは…。セイラのお姫様キャラ暴走!
・アムロ「殴ったね」ブライト「殴って何か悪いか」これが某話のAパート。「2度もぶった。親父にもぶたれたことがないのに」これがBパート。アムロは2回も殴られていた! しかし、ブライトは今でいうマウント取りに来てる。19歳だしアムロ16歳だし、舐められては艦長が務まらんというわけだろう。
・ネタバレを知っていると、セイラが前述のように悪い意味で(?)お姫様のように描写されているのがわかる。とにかく高貴。人を寄せ付けない。しかも強い(w)。それでいてアムロを始めモビルスーツ搭乗員をブリッジから煽てて難しい仕事をさせるのが上手い。よく自分のキャラがわかっている。やはり只者ではない。
……などと言っていたら、一部消され始めている。期間限定公開だったのですね、さすがに。
ガンダムは名古屋テレビの制作だったから、この地方では昔は長い休みになると、再放送されまくってました。だからもう何度見たかわからないんだけど、それでも面白い。富野監督が、後から色々と書き込める「余白」を作っておいたのが素晴らしい、それが息の長いシリーズに育った秘密だと思う。
BGMもガッツリはまっている良曲揃い。
それにしても「君は生き延びることができるか」という予告編のフレーズ、今の時代はドキッとする。
(「A・RI・GA・TO」のアレンジは、空き時間にちょこちょこ進行中、です)