伝説のロックバンド・QUEENのギタリスト、ブライアン・メイが、日本が誇る探査機「はやぶさ2」に乗っかって、小惑星「リュウグウ」に到着した!
……という話ではありません、残念ながら(この今更な無理やり感)。
ブライアン・メイが、はやぶさの撮ったリュウグウの写真2枚を使い、3D画像を作って、ビデオメッセージと共に日本のJAXAへ送ってきたらしいです。そういう意味での乗っかりです。
ただ意外にもこれは事実(笑)。
何やってんすか、ブライアン。と思ったが、以下の記事をみると、以前から「はやぶさ」の活動に関心があったらしい。
https://mainichi.jp/articles/20180628/k00/00m/040/044000c?mb=ys
なんと記事中に「天文学者でもある」と書いてある!
もしかしてQUEENの解散後、学問の道に進んだのかな? ドゥービー・ブラザーズのギタリストのジェフ・バクスターの例もあるし……と思ってWikipediaを見たら、なんと、もともと宇宙物理学を大学院で学んだエリートだったんですね。QUEENが軌道に乗るまでは、中学で音楽講師をしていたそう。その後バンドが爆発的人気を得て、学問も中断。
QUEEN解散後、2007年研究生活に戻り、論文を完成させ、博士号を取得。正式に宇宙物理学者(天文)となる。
……人は見かけによらないなあ(笑)。70年代の映像を見ると、もうギタリストのカッコ良さをすべて備えた、DQNじゃないカッケエ不良そのものですからね。「ロック」そのものを作り、体現したバンドのひとつ、そこのギタリストなんで、もう色んな意味で現人神。
現在は、小惑星の地球衝突を避ける活動に熱心とのこと、今回は欧州宇宙機関の探査ロボットもはやぶさは積んでいたので(投下成功)、それもあってのことでしょうか。
非常に面白いところです。無論JAXAは宣伝になるし大歓迎。
しかし、こんな堅い世界でも活躍していたとは。あのロックミュージシャンそのものの容姿で、学会で発表したりするんでしょうか? メガネ掛けてスーツ姿で「Ladies and gentlemen」なんて言っていたらムチャクチャ面白いなあ(←怒られるわw)。
この人は作曲家でもあり、QUEENの名曲の数々を書いているんですね。フレディ・マーキュリーも作曲していたので、このバンドは強力なソングライターが二人いたことになります。
あとあっしの食いつきポイントとしては、ブライアンはアコーディオンも弾くんだそうで(!)。
ほらほら、欧米でセンスのいい人はみんなアコーディオンを取り入れていたりするんだよ。ボズ・スギャグスに続いてキーマン中のキーマンだもんなぁ。
(もしかして、QUEENの曲でも使われていたりするのか?いつか調査してみたい)
以下、JAXA公式の記事です。1970年代、ティーンエイジャーの頃QUEENのヒット曲の数々をリアルタイムで聞いていた人間からすると、なんだか感動モノだな。世界にインターネットがあって良かったね。
ブライアン・メイさんによる小惑星リュウグウのステレオ視画像
http://www.hayabusa2.jaxa.jp/topics/20180704je/index.html
(追記・写真で対談してるフランスの天文学者の人、明らかにビビってますやん)