徒然なるままに書いてみる。
最近、80年代を舞台設定にした映画やアニメ、当時のものでなく最近製作されたそれ、を見ていて、海外でも日本でも「失われた時代=ある種の異世界」みたいな扱いがみえて、面白いと思った。
洋画なら西部劇とか、日本なら明治ものやら時代劇のように、もしやひとつジャンルとして成立する時期が来ているかもしれない。またそれ以上に、時代は近いのに“ファンタジー”が入り込む要素があるんですね。それはバブル経済だったり、人々の意識が今と違って楽天的だったり、それでいて現代と通じるテクノロジーはもうあったり……。でも、微妙に違う。コンピュータが原始的だったり、まだ携帯が自動車電話だったり、TVがブラウン管でデカかくてすぐ映らないとか。😆 このあたりがパラレルな異世界っぽい。もちろんファッションも。
バブル経済が定義的に始まったのは85年ですが、80年代初頭から日本は金余りの状況だったし、バブル終焉は90年といわれますが、90年代始めはまだ余韻があった。だからまあほぼ80年代=バブルといって良いかと思います。
文化的には、やはり金がある時ってのはどこの国もメチャクチャ元気ですからね。イタリアのルネサンスだって貿易等で財を成したメディチ家のバックアップ(パトロン)があったんだから。
なんでこんなことを書くかというと、“80年代もの”の曲が書けるんじゃないかという腹積もり。いわゆるそれ風のアレンジ/サウンドの曲……という意味じゃないです。現代から見たワンダーランドで何か作れると思ってます。
おまけ、Instagramを見ていたら、海外の人が面白い自作クリップを投稿していて。VHDをプレーヤーに入れ、デカいブラウン管TV(SONYのトリニトロン)の電源を入れると、スーッと映像が浮かんでくる。それがYMOのライブだったりね。😄 こりゃロストテクノロジーの中のカルチャーアイコンだよ。正に“ワンダー”ランド。