2024/08/22

カセットテープの活用

 カセットテープ録音によるサチュレーション付加がうまくいったので、新しい曲のレコーディングでまた試している。
 トラック全体でなく、特定パートだけにするのがミソ。クリアすぎるパートが、本当にいい感じでアナログ色になります。この場合完全に差し替えるのではなく、元のデジタルトラックを残しつつ、カセット録音を適度にミックスしてやります。この配合で、どのくらい音が「汚れる」かコントロールできわけ。

 ラジカセでやっていますが、それにしても、テープにデジタルトラックを録音していると、これが超楽しい。巻き戻し、(ガチャ)、停止、(ガチャ)、録音、(ガチャ)……なんてやってると非常に懐かしい気分になります。😄 もう録音とか全部テープに戻した方がいいじゃないだろうか。音は決して良くないのに、mp3よりはるかに音楽的に思えます。

 録音後に再生して、それを今度はProToolsで録音、って作業も発生します。

 テープの回転速度の関係で、必ず元のトラックとズレが発生するのですが……。今回気付いたが、ラジカセって一方的に遅いとか速いとかでなく、早くなったり遅くなったりしているんですね。😆 こりゃ盲点だった。元のトラックと同期させるのに、DAWの機能を色々使って苦労はします。

(ラジカセでなくもっと高級なテープデッキだと、回転数はサーボ制御で一定になると記憶してる。その場合でもカセットの巻きムラがあるとやはり多少はブレるはず)

 サチュレーションひとつとっても、低コストで色々付加する方法はあるわけで、今後も絶対プラグインでは出せない音質を追求していきたいと思います。

11/18 新曲「オールドソングス」/ Tombo

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