先日ミックスしてて気付いたこと。
どうやらプラグインのアナライザーが、音質に影響を与えることもあるんじゃないかって話。
使っていたのは(皆さまご存知)Meldaというロシアのデベロッパーの「MMultiAnalyzer」というプラグインです。動作が軽い割りに高機能で、トラックごとに周波数の被りなんかを発見するのに便利に使える。このMeldaという会社は、デザインとか操作性は洗練されていないが、その分たくさんオプションやパラメータを調整できるマニアックな製品をたくさん出しています。
で、DAWはProToolsなんだけど、どうもこのプラグインをONにしたままだと、非常に微弱ではあるが音質変化があるように感じられたのです。具体的には、ほんの微かに中高域の解像度が落ちる気がする。
最初はまさか……と思ったけど、シグナルパスとアナライズルーチンは設計的には分離されていても、これだけ弄れるパラメータが多いと絶対に影響がないとは言い切れないんじゃないか。
さすがにバイパスしたら正常になったが、やはり気分が良くないので使い終わった時点で外した。
当然規格はVSTでなくAAXですが、以前もMMultiAnalyzerがポップノイズ出していた話をポストしていますね。だから、結構AAX版はバギーなのかもしれない。
アナライザー系は使い終わっても、割と挿したままということが多いけど、こんなことがあると、さすがに全部外そうと思いますね。WavesのPAZやVU Meterもこうなってくると、ちょっと信用できない。(こっちは音質変化を感じたことはないけれども)
バイパスしてても、プラグインは挿しているだけでCPUパワーを喰うので、やっぱり使い終わったらコマメにリムーブが鉄則といえそうです。
声:音読さん