2024/01/22

アナライザーで音質変化?

 先日ミックスしてて気付いたこと。
 どうやらプラグインのアナライザーが、音質に影響を与えることもあるんじゃないかって話。
 使っていたのは(皆さまご存知)Meldaというロシアのデベロッパーの「MMultiAnalyzer」というプラグインです。動作が軽い割りに高機能で、トラックごとに周波数の被りなんかを発見するのに便利に使える。このMeldaという会社は、デザインとか操作性は洗練されていないが、その分たくさんオプションやパラメータを調整できるマニアックな製品をたくさん出しています。

 で、DAWはProToolsなんだけど、どうもこのプラグインをONにしたままだと、非常に微弱ではあるが音質変化があるように感じられたのです。具体的には、ほんの微かに中高域の解像度が落ちる気がする。
 最初はまさか……と思ったけど、シグナルパスとアナライズルーチンは設計的には分離されていても、これだけ弄れるパラメータが多いと絶対に影響がないとは言い切れないんじゃないか。
 さすがにバイパスしたら正常になったが、やはり気分が良くないので使い終わった時点で外した。

 当然規格はVSTでなくAAXですが、以前もMMultiAnalyzerがポップノイズ出していた話をポストしていますね。だから、結構AAX版はバギーなのかもしれない。

 アナライザー系は使い終わっても、割と挿したままということが多いけど、こんなことがあると、さすがに全部外そうと思いますね。WavesのPAZやVU Meterもこうなってくると、ちょっと信用できない。(こっちは音質変化を感じたことはないけれども)

 バイパスしてても、プラグインは挿しているだけでCPUパワーを喰うので、やっぱり使い終わったらコマメにリムーブが鉄則といえそうです。

声:音読さん

9/20 配信開始「ふわり」/ まいみぃ

ノイズに埋もれゆく君の手触り、きっと取り戻すから――。シンセポップ・ロマンス   ふわり / まいみぃ  作詞:弦央昭良  作曲:弦央昭良  編曲:弦央昭良 Release Date:2024/09/20 JASRAC作品コード:305-9357-3 #AOR #...