オーディオ・無線機メーカーであるKENWOODの前身は、TRIOという名前でした(TRIOの海外向けブランドだったKENWOODに社名変更した)。それがもう40年ほど前。昔はFM放送を聞いていると「ステレオ~TRIO~」なんてジングルが時報の時、流れていましたね(←わかる人は同年代のはず。そのKENWOODも今やJVCと合併…)
というTRIOのプリメインアンプが、つい最近まで実家で現役だったのです、驚異の持続性。しかしさすがに入力切替スイッチのところがヘロヘロに劣化して、どこを選んでも半接点で触らなくても音が途切れ途切れになる始末。さすがにこりゃ寿命だと新しいプリメインアンプに変えて、これにて一件落着……だったのですが、元はちょっとお高いやつだったので、捨てずに部屋の隅においてあったんですね。
それで数日前、ふと思い出した。そういえば接点復活剤を試してなかったじゃないか、と。もしかしたらスイッチのところに噴射すれば、復活するかもしれない。(他の部分は問題ないので)
で、アマゾンでKUREのコンタクトクリーナー・スプレーを買って、TRIOのアンプのカバーを外して、スイッチのところに表裏としっかりスプレー噴射。配線を繋ぎ変えて、いざCD再生……。
なんと、見事に復活です。TRIOのブライトでクリアーな音が戻ってきました。こんな奇跡が起こるなんて……と興奮していた矢先。「ブチッ。ガサガサ……」
あらら、また半接点が始まってしまった(汗)。幸せな時間、約3分。それだけしか接点復活剤は持ちませんでした。
その後数回トライするも、やはり結果は同じ。再誕計画は失敗したのでした(こういう話はよく聞く。あれは一時しのぎみたいだ)。
うーん、この切り替えスイッチさえどうにかできれば復活するんだが……。交換部品を揃えて半田コテ握るのもなあ……(100%補修部品ないし)。どうしたもんか、まだ迷っている。代用部品を探すしかないのか。