「謎の円盤UFO」のテーマを演奏する海外市民オケのイマイチな動画を見ていたら、「サンダーバード」のテーマを演奏する日本の市民オケの完璧な動画が出てきた。
広上淳一指揮 東京ガーデン・オーケストラ / サンダーバード・マーチ
https://youtu.be/BZ6vLfgCVAU
フルオケじゃなくてチャンバーオーストラなので、人数が少ない分フレージングがキビキビしていてリズミカルで素晴らしいと思えます。特筆すべきは向かって左の方を見てもらうとわかるけと、大きな図体の楽器が2台並んでいますが、これグランドハープなんですね。(普通はフルオケでも1台)これでツインでグリッサンド(シャラララ……ってやつね)をやってますが凄い迫力! ちょっと編成を変更するだけで非常に効果的になった例といえそう。
この動画、固定アングルなので、楽曲のどの位置でどの楽器が鳴っているか一目瞭然で、オーケストレーションの参考にもなります。例えば音楽マニアが見ても面白いと思います。
こうしてみると、やはりオーケストラは全体で一個の楽器にみえますね、少なくとも作曲家からは。昔は電気・電子楽器やPAもなかったし、大きな会場である程度のボリュームの音楽を演奏させたかったら、オーケストラに頼るしかなかった。そんな中で音響的にも優れた楽器編成が先人たちによって練られていったのだと思います。