今の自分の制作のご依頼だと、ミックスもマスタリングも一緒に頼まれることが多いのですが、そうすると最終的な音の調整が無論難関になります。それは音圧だったり音質だったり色々な意味でのバランスだったり……。制作用モニタースピーカーで調整できたらそれで完成ではなく、最終的にはCDに焼いて様々なオーディオ機器で再生して確認しています。ラジカセ、ミニコンポ、仕事部屋のステレオコンポ等……。
で、その中に実家のステレオコンポがあって、これはミニコンポではなくフルサイズでン十万もしたセットなので、当制作スタジオ(?)ではラスボス的な再生装置なのですが(w)、こいつが実は古い。考えたらもう40年経っているんです。ところがこれが現役なのですね。さすがにレコードプレイヤーはアームがイカれたし、カセットデッキ2台は既に撤去済みですが。アンプとスピーカーはピンピンしてますねえ。最盛期の日本のオーディオメーカーの実力恐るべし。
とはいえ最近はガリも酷いし、うかうかすると片方スピーカーだけ音が途切れるし、これはいよいよリプレースの時期か、と思ってました。で、一応駄目もとでスピーカーケーブル替えてみたら……完全に蘇りました(笑)。おい、ケーブルが断線しかけてただけかい、っていう。
まあただ、ちょっと手持ちのケーブルがお安いやつだったんで、音質が如実に痩せて悪くなっちゃったので、少し奮発して元のレベルに戻すか、って計画中。ケーブルは意外と音質に影響します、コストの割りには影響力大きい。そして確実に劣化するので消耗品でもある。
ちょっとメンテすればまだまだ使えそうなので安心した。音楽制作での利用だと、超ハイファイを目指すのではなく、リスナーの家庭にある再生装置を想定しなければならないから、この体制はなかなか良い。
(思い出した、CDプレーヤーはもう30年持ってますね。化け物かい)